「住民の会」は公害紛争調停の「調停団」に
加わっていただける方を引き続き募集しています
巨大物流倉庫を考える住民の会は、ダイワハウスが川崎市中原区西加瀬に計画している巨大物流倉庫は公害の発生源だとして、2025年10月17日、神奈川県に公害紛争調停を申請しました。申請後も調停に参加する方を追加できます。住民の会は、公害紛争調停に申請する方を引き続き募っています。
ダイワハウスが西加瀬に建設を計画している巨大物流倉庫は、「公害」の発生源です。住民はダイワハウスに対してさまざまな要望を行ってきましたが、ダイワハウスの対応は道義に反しており、一種の「紛争状態」です。
このような場合、公害の被害を受けることが予想される住民は、神奈川県に「公害紛争調停」の申請を行えます。
「公害紛争調停」とは、公害によって生じた紛争を、当事者間の合意による解決を目指す手続きです。この場合、当事者とは、公害の被害を受ける住民と、ダイワハウスになります。
神奈川県が「公害紛争調停」の申請を受け取ると、調停が開始されます。
神奈川県の公害審査会が調停委員会委員を選定します。
調停委員会は当事者から意見を聴取し、資料の提出を求め、また、現地調査を行う等により、事実関係を明らかにして当事者間の話合いを進めます。さらに、必要に応じて調停案の提示や、調停案の受諾の勧告を行います。
合意が成立すれば、調停は成立しますが、合意が成立しない場合は調停打切りとなります。
《◆ 参考:
調停手続の概要(総務省)》
ダイワハウスは、中原区西加瀬の三菱ふそうの工場の跡地(広さおよそ10ヘクタール;川崎ラゾーナの約1.3倍、すぐ近くの苅宿小学校の約4倍の広さ)、住宅地のど真ん中に巨大物流倉庫を建設しようとしています。
■ 1日平均およそ1300台のトラック・乗用車が出入り
▼ 昼夜・通学時間帯、平日休日、盆暮れ正月おかまいなし
■ 高さ40m、広さおよそ200m×200mにも達する巨大な建造物
● 準備工事着手予定: 2005/11/14
● 工事着工予定: 2016/1/6
出入りするトラックなどにより、周辺は、排気ガスによる大気汚染、騒音、振動などの「公害」の発生、交通事故の危険性の増加、交通渋滞の悪化などがもたらされ、広範囲にわたり、人の健康や生活環境に被害が生じることが容易に予想されます。
倉庫出入口のある苅宿小田中線のほか、特に、ガス橋通りの交通量が増えることが予想されます。ガス橋通りと尻手黒川道路の交差点、ガス橋通りと府中街道の交差点(平間駅近く)を日常的に利用する車も渋滞の悪化の影響を受けることが予想されます。
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